建保7年1月27日、鎌倉幕府3代将軍・源実朝が、甥の公暁によって暗殺される。

事件の前から不可解な出来事が多く、黒幕の存在を疑う北条泰時は、叔母の北条政子と共に事件の真相を探っていく。

しかしこれは、源氏同士の憎しみによるただの敵討ちではなかった。

やがて真犯人に辿り着いた時、歪んだ愛情が歴史を覆す――。